たまりば

健康・ダイエット 健康・ダイエット調布市 調布市

スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  
Posted by たまりば運営事務局 at

2012年05月21日

頚椎症性神経根症の痛みとしびれ

重いものを持って首を捻った後、首の左側に痛みが生じさらにその半月後、肩から手首に痺れが出てきた30歳代の女性。発症から1ヶ月半経っている。整形外科では頚椎症性神経根症と診断され鎮痛剤やビタミン剤が処方されている。

痛みは最初より少し軽くなったが、日によって痛みが変わり一日の中では夕方に強くなる。痺れは主に腕の大腸経に感じ最初と変化はない。

この病気は脊髄から分かれて上肢に行く神経根が圧迫されたり刺激されたりして痛みや痺れが起こるとされている。基本的には自然治癒する疾患だが治るまでに数ヶ月以上かかることも多く、ひどい痛みや鬱陶しい痺れに悩まされることも少なくない。

首を前後左右動かしてみると後屈と左側屈で痛みが増悪する。痺れは首を動かさなくても痺れたり止まったりしている。井穴刺絡で効果が出た部位は左H6左F5。頭部刺絡は百会及び百会の前後で痛みが軽くなった。痛みは最初の70%改善する。痺れは痺れが生じる間隔が延び、痺れている時間が短くなった。

この方は3年前にひどい寝違いを起しその時ストレートネックと言われている。今回の発症との因果関係は不明だが首や肩に長期の負担がかかることはよくない。首の血行を良くし弾力のある筋力をつける努力が必要だ。

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
にほんブログ村  

  • Posted by へんせき at 22:30Comments(0)運動器疾患