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2012年03月19日

鼻水・鼻づまりの鍼灸治療

母親から中学生の息子の鼻水、鼻づまりの治療依頼があった。中学1年生だが鼻の症状は10年くらい前から続いている。耳鼻科で副鼻腔炎や鼻中隔の異常は指摘されていない。ただ小学校低学年までよく中耳炎を患っていたとのこと。

中学生になりクラブ活動で吹奏楽をやっているが、鼻呼吸が上手くできないと楽器の演奏に支障がでて困る。また口呼吸をしているのでいつも咽喉が痛くなるそうだ。きちんと治そうと決心しての来院となった。鼻が詰まると自然と口呼吸になるが口呼吸の弊害は呼吸器はもとより免疫や脳にまで及び一刻も早く改善しなければならない。

口を閉じ交互に片方の鼻孔を押さえて鼻呼吸をしてもらう。右は50%左は90%詰まっていて口で呼吸しないとすぐに苦しくなる。治療は先ずH1にオレンジパイオを貼って圧迫刺激したが効果がないので井穴刺絡。30回刺激してもう一度鼻孔を押さえて確認させると、「通って来た」と言う。アレルギーも関与している可能性があるのでH5、F5を追加。さらによくなり右は90%、左は80%通る。鼻の通りがよくなり気持ちよく鼻がかめる。最後に前頭部の刺絡と印堂の知熱灸をして終了。

効くツボがはっきりしているので母親に1週間井穴刺絡と印堂のせんねん灸をしてもらうことにした。母親には治療を見学してもらっていてが、20分井穴刺絡の特訓をした。生活習慣で改めたいことは①たくさん飲んでいる牛乳を減らす ②一日一回は汗をかくような運動をする ③ご飯をたくさん食べて甘い物、油脂製品を抑える。さらに皮膚を鍛える乾布摩擦とパタカラを毎日続けることを勧めた。今月28日に定期演奏会があるのでそれまで集中して治療することにした。

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  • Posted by へんせき at 21:29Comments(0)呼吸・循環器