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2012年02月26日

片側顔面痙攣の鍼灸治療

二年前に右側の顔面痙攣を発症した50歳代の女性。MRI検査で異常は認められず、抗てんかん剤とボツリヌス療法の治療を受けていたがどちらも副作用のため継続が難しくなった。抗てんかん剤では増量していくと頭痛がひどくなり、ボツリヌス療法では痙攣は止まるが顔の表情が無くなり人前に出るのが辛いそうだ。

最初は瞼がピクピクするだけで、そのうち治ると思っていたがだんだん痙攣がひどくなり眼球が飛び出すのではないかというくらいの痙攣を感じ病院を訪ねた。昨年8月に3回目のボツリヌス注射を最後に病院の治療を中断している。現在の症状は頬や口角のつっぱり感、瞼があけにくい、それとピクピクとした痙攣がある。

顔は経絡的には手足の三陽経すべてが通じている。関係する神経は第Ⅶ脳神経の顔面神経。自律神経的にはピクピク動くのを押さえるには副交感神経、ギューとした緊張を緩めるなら交感神経の抑制が考えられる。

初回の治療で効果が分かったツボは右のF6とおでこの目の感覚点の円皮針、F6は頬が緩み円皮針は瞼のピクピクが軽くなるという。すぐに完治する病気ではないので効くツボを探しながらながらしばらく治療を続けていただくことにした。ご本人は治療にとても積極的で、治療用具を準備され自宅でも取り組まれている。またパタカラやウォーキングなども始められ、治療開始から10日程だが手ごたえを感じているそうだ。

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  • Posted by へんせき at 21:00Comments(1)脳・精神・神経