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2011年03月03日

筋筋膜性の腰痛と背中の痛み

中高年になると思いもよらぬことが原因で体を痛めることがある。人により体力や普段の体の使い方に差はあるが、50歳を超えると意識は30歳代でも筋肉や関節はもとより、バランス感覚や敏捷性など測定してみると明らかに低下している。

2月14日の夜は雪が降り翌朝は雪かきをした人も多かったと思う。雪国と違い東京で雪かきをするのは年に1~2回。先週雪かきが原因と思われる背中と腰の痛みで55歳男性が来院された。雪かきをした後から背中が重だるくなり、筋肉痛かなと思っていたが21日から痛みがひどくなった。

23日に整骨院に行き低周波治療とマッサージをして、その後指示されたように風呂に入って湿布をしたそうだ。布団に入ると背中が冷たく感じ寝返りをうつのも大変になった。翌日再度低周波とマッサージの治療を受け、同じように湿布をしたが痛みがひどくなったので25日に来院された。

玄関で靴を脱ぎスリッパに履きかえる時背骨を立てたままでぎこちない。立位で前屈する姿勢が一番痛く靴下が脱げない。本人は椎間板ヘルニアではないかと仰るが、ヘルニア特有の姿勢ではなく下肢に痺れもないので筋筋膜性の痛みだろうと説明した。治療は刺絡と円皮針だけで前屈で少し痛みが残るが指先が床まで10cmまで改善し、靴下は履けるようになった。このような症状は深い鍼をしないことがポイント。

治療はここまでにしてぶり返すのか、よくなるのか様子を見てもらうことにした。中高年になると普段から体を鍛えるとともに、若いときとは違うという意識を持つことも必要だと感じる。

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  • Posted by へんせき at 00:24Comments(0)運動器疾患