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2011年02月07日

股関節の痛み(変形性股関節症)

股関節に痛みがでる原因はいろいろあるが、その多くは股関節の軟骨がすり減ることによる「変形性股関節症」による。これも性差がある病気で圧倒的に女性に多い。

変形性股関節症は若い時期から少しずつ進行する病気で、初期では関節軟骨に異常はなくだるさや動き始めに軽い痛みがある程度で休めば治るので病気に気が付かない。また痛む場所が臀部や大腿部のこともあり座骨神経痛と間違われることもある。

45歳の女性が左股関節とお尻の中央が二日前から痛くなったと来院された。変形性股関節症を疑いながらお話を伺うと乳児期に股関節脱臼をしたことがあり、子供のころは激しい運動は制限されていたとのこと。鎮痛剤を飲みたくないので鍼灸で痛みを緩和したいと希望だ。

左足に体重が乗ったり捻ったりすると痛みが出るが、股関節の開きは正常である。過去の経緯から股関節に構造上の変形はあるかもしれないが、軟骨は大丈夫だと思われた。胆経と膀胱経から反応点を選び円皮針を貼り、頭部に鎮痛のため3本置鍼した。治療前に比べ痛みの程度は三分の一ほどになった。

股関節が現状どうなっているか整形外科でエックス線検査をするよう勧めた。ほっておくとやがて強い痛みが頻繁におこり関節の動きが制限され歩けなくなる可能性もあるので、股関節に負担をかけない生活の工夫や運動療法と共に自宅施灸をして長期的にケアしていくようにお話した。

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  • Posted by へんせき at 01:07Comments(0)運動器疾患