たまりば

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2010年11月27日

後骨間神経麻痺の鍼灸治療

指が動かないという主訴で50歳代の女性が来院された。4日前うたた寝をしてその後歯磨きをしようとして指の異常に気付いたそうだ。左手の指が真っ直ぐ伸ばせない。おそらく腕枕をして上腕部を圧迫したものと考えられる。

整形外科を受診して橈骨神経麻痺と診断されビタミンB剤が処方された。三日経つがあまり変化がないので鍼灸治療を試してみようと思われた。今まで鍼灸の経験はない。

橈骨神経麻痺の一番の特徴は下垂手といって手首の背屈と手指が付け根から伸ばせなくなる症状だ。この方は手首の背屈は可能だが手指(特に3,4,5指)が下がって真っ直ぐ伸ばせない。知覚の障害はない。そうなると橈骨神経から分岐した後骨間神経麻痺ではないかと推察される。

治療は小腸経、大腸経、三焦経を選び特に肘周辺の大腸経を詳しく触診した。普段の治療ではめったに物療機器は使わないが麻痺のときはパルス療法を併用する。この患者さんの発症の原因は仕事から帰ってうたた寝せずにはいられないくらいの疲れが根底にある。神経麻痺の回復のためにも疲れを取り内臓の働きを高める治療が必要になる。

顔面神経麻痺や橈骨神経麻痺にしても発症後一刻も早く治療を始めることが予後を左右する。幸い息子さんが鍼灸学校の学生であるそうなので明日一緒に来院してもらい治療法を指導することにした。このような急性疾患は初期に連続して治療することも大切なので自宅で治療出来ればそれに越したことはない。

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  • Posted by へんせき at 01:08Comments(0)脳・精神・神経