たまりば

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2010年11月20日

禁煙補助治療としての鍼灸

タバコ値上げを機に禁煙しようと禁煙外来を受診する人が増加し、経口禁煙治療薬チャンピックスの供給が間に合わず新規患者は予約待ちとの報道があった。禁煙を希望している30歳代の女性が禁煙を成功させるために鍼灸を利用したいとのことで来院された。

この女性は4年前テニスで手首を痛めた際一度の鍼灸治療でよくなったことがあり鍼灸に対して信頼をお持ちだ。喫煙歴は13年、一日約20本吸っている。今まで禁煙しようと思ったこともなくニコチンやタールの含有量など気に留めたこともなかった。

しかし来年結婚を予定しているので将来的に妊娠、子育てを考えた時タバコは止めるべきだと考えたそうだ。さらに喫煙者の父親の肺気腫とタバコは吸わないが母親の喘息を見ているのも禁煙動機になっているようだ。

喫煙は本人の嗜好で吸っていると思われがちだが喫煙者の7割はニコチン依存によるものだ。ニコチン依存の仕組みはタバコを吸うとニコチンが脳内のアセチルコリン受容体にくっつき、ドパミンが放出されることによる。禁煙外来ではニコチンパッチかチャンピックスによる治療で自力だけの禁煙より1.6~3.2倍成功するという報告がある。

この患者さんは禁煙動機がはっきりしているし意志も強そうなので吸いたくなった時に適切な対処法を知っていれば副作用もある禁煙治療薬を使わなくても成功すると思う。鍼灸の治療は腎経(脳)と肺経(呼吸)を中心に頭部のツボを使い神経のイライラ感を抑えることを目的とした。そして吸いたくなった時に円皮針を手のツボに貼り押圧刺激する方法を指導した。最後に私が二十数年前禁煙したときの経験談を話して初回の治療を終わった。

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  • Posted by へんせき at 23:56Comments(0)呼吸・循環器