たまりば

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2010年10月23日

治る肩こりと治りにくい肩こり

肩こりはあまりにありふれた症状で、まれに心臓や胆のうなど内臓の病気が関係している場合もあるが一般的には生命に別状なく、医療機関を受診しても重要視されない。しかし健康人であっても肩こりに悩まされている人は多く、こんなものだと諦め我慢しているか民間療法で一時しのぎすることになる。

肩こりで鍼灸治療を求めて来院される患者さんを診ていると大別して二つのタイプに分けられる。一つは患部を圧してみると痛みを感じるタイプ。もう一つは圧して気持ちがいいと感じるタイプだ。鍼灸の用語では前者を「実痛」後者を「虚痛」という。

「実痛タイプの肩こり」はよく治る。鍼灸の治療法はいくつもあるが一番簡単な方法は円皮針をこの一点という圧痛点に貼ることだ。普段しなれない肉体労働や過度の運動などが原因の肩こりはこの方法で素人でも対処できると思う。

一方、とこに行っても治らない、何年も治らないという肩こりは「虚痛タイプ」のものだ。原因ははっきりせず、一説では上腕神経叢の圧迫による反射痛ともいわれている。このタイプは明確な圧痛はなく患部にいくら患部に針をしても肩こりはとれない。

このタイプは治療に完治に苦労するが、一時的に軽快させることは可能で運動療法と併用すると効果的だ。局所的には鍼より灸がよく、肩の運動をしながらの遠隔治療でその場で楽になることがある。ただそのままではしばらくしてまた同じような肩こりを感じてくる。

もし眼精疲労があれば目の鍼灸治療を、眼鏡が合ってなければ度数の調整を、運動不足や筋力低下なら筋トレをしなければ完治は望めない。この虚痛タイプの肩こりで苦しい時には一時的だがペインクリニックで局所麻酔薬に消炎鎮痛剤を配合した注射も簡単で効果がある。  

  • Posted by へんせき at 00:24Comments(0)運動器疾患