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Posted by たまりば運営事務局 at

2010年05月22日

小児の中耳炎

きょう1歳9ヶ月の女の子を連れてご両親そろって中耳炎の相談にみえた。2月に急性中耳炎に罹りその後滲出性中耳炎に移行し左の耳を鼓膜切開したそうだ。まだ罹患して期間は短いがすっきり治らない病気に将来の不安を感じ薬の治療に頼るだけでなく鍼灸治療で体の抵抗力をつければ治りが早まるのではとお考えになった。

小児の中耳炎は成長するとほとんど完治するし、後遺症が残ることも稀だが少しでも早く治してあげたいと思うのは親として当然のことだろう。今はインターネットで色々な情報を手に入れることができなかには人を惑わすものもあるが寺本耳鼻咽喉科医院のホームページは参考になる。

現代医学的な治療は上記を参考にして鍼灸でどう治療するか。子供の治療で難しいのは大人と違い治療の効果を本人からその場で確認できず一切の判断を治療者の主観で進めなければならないことだ。またこの子のように病院で恐い思い(耳や鼻を消毒、鼓膜切開)をした場合はまたいやなことをされるのではとの思いから治療をさせてくれない。

最初お母さんの腕の中でスヤスヤ寝ているうちはよかったが、目を覚ましてからは泣いて触らせてくれない。当たり前だが怖いことはないと本人に分かってもらいこちらを信用してもらうまではお母さんにしてもらうしかない。早く仲良くなり自分から手を出してくれるような関係になるのが先決だ。4歳ぐらいになると物分りも良くトラウマさえなければスムーズに治療できるのだが、まだ無理だ。

ご両親に自宅でできる小児治療を指導して子供が私に早く慣れるよう保育園帰りに短時間でいいから連れてくるようお話した。場所柄ときどき皐月保育園の園児を診る事があるが子供のはりは一般に認知されていないと感じている。長く薬を飲んでいるアレルギーや小児喘息、おねしょや夜泣き、疳の虫などは試してみて欲しい。  

  • Posted by へんせき at 22:31Comments(1)小児・婦人科