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Posted by たまりば運営事務局 at

2010年04月21日

耳鳴り・難聴の悩み

十数年前に耳鳴りと難聴で治療した患者さんが久しぶりに来院された。現在はリタイヤ後悠々自適の生活をしておられるが、以前は海外勤務や人間関係のストレスでメニエル様のめまい、嘔吐から耳鳴り、難聴を発し病院で1週間の点滴治療を受けた後の来院であった。

すでにカルテを処分してあるので詳しい経過を覚えていないが2~3ヶ月で軽快したと思う。本人の言によると鍼灸に来た時めまいは治まっていたがガーン、ゴーンとする耳鳴りが取れず左耳の聴力も落ちていたが耳鼻科で通気以外積極的な治療がないとのことで鍼灸を試してみようと思ったそうだ。

今回は1年ほど前から以前と同じ左耳にシーンという耳鳴りが気になりだしテレビの音が大きいと奥さんに言われるようになったそうだ。確かに右耳を塞ぐと聞こえにくいので昔のことを思い出しもう一度試してみようと思ったそうだ。年は70歳になったがストレスは特にないそうだ。耳鼻科に行っても聴力検査をするだけだと思うので今回は行ってないそうだ。

治療はなるべくシンプルにシーンという耳鳴りに変化が起こるかを指標に行った。先ず手足の陽明経のツボ4ヶ所で自律神経の調整をして頭部のツボ2ヶ所に斜めにはりをしてしばらく置鍼した。5分経過したとき耳鳴りに変化が出た。少し音が小さくなった。15分経った時さらに小さくなった。同時に血管が脈打つような感じがしてきたそうだ。

おそらく血行が変わってきたためだろう。ここではりを取り初回の治療を終了した。音の聞こえ具合はよく分からないそうだ。私が初回の治療で気をつけているのはある治療行為で何らかの良い変化があるかどうかだ。もしそうなら何度か続ければ治癒に向かうと思う。欲張って刺激量が多くなると人によっては体がだるくなる等余計な負担をかけることになる。  

  • Posted by へんせき at 00:22Comments(0)感覚器疾患