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Posted by たまりば運営事務局 at

2010年04月05日

高齢者の患者心理

先週往診を依頼された86歳の女性宅へ今日2回目の治療に伺った。主訴は両膝の関節痛だが慢性気管支喘息、神経因性膀胱、高血圧でも通院されている。以前から悪かった膝の痛みが最近ひどくなり近所の整形外科に行ったが医者からの心無い言葉ですっかり気落ちしてしまったそうだ。

高齢になるとあちこち悪いところが出てくるのはある程度意仕方ないことで、医者の側から積極的な治療が出来ないこともあろうが言葉は慎重に発したい.。キリスト教で『はじめに言葉ありき』日本でも古来『言霊』というように言葉には人に希望を与えたり逆に絶望に突き落とすこともある。

年のせいもあろうがそれは患者さんに言う言葉ではない。そんなことは言われなくても患者さんは分かっている。治療者は目の前の患者さんが少しでも楽になるよう努力すればいい。全ての病気が治るわけではないが努力は評価してもらえる。

前回は足の指や甲を中心に治療した。効果として左膝の熱感は取れていた。今日は前回の治療に加えてふくらはぎに長針を使い5分間置鍼した。部屋の中を歩いてもらうと最初より足が軽いそうだ。歩いて5分ほどの所にあるスーパーマーケットに歩いて行けるのを目標に治療を続ける予定だ。  

  • Posted by へんせき at 22:33Comments(0)不定愁訴・体調管理