たまりば

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2014年08月24日

低音障害型感音性難聴と不妊治療

44歳主婦。結婚が遅くなり出産適齢期を過ぎてしまったが子供が欲しくて2年前より不妊治療を始めた。1年前から体外受精を始め5回胚移植をしたが着床しなかった。

A病院では4回治療して難しいと言われ、今月B病院に転院して1回治療したところ。彼女の母親が「ぎんなん治療院」の勉強会に参加されていて井穴刺絡の治療を受けてみるようにアドバイスを受けたとのこと。この7月には7年ぶりに再発した低音障害型感音性難聴を母親から送ってもらったハイタッチで1週間治療してすっかりよくなったそうだ。

もう年齢的に無理なのかと思う反面、転院した病院で計ったAMHが2年前の0.3から0.67に上昇していたこともありもう少し不妊治療を続けようと決め来院された。鍼灸治療は今年の5月まで約2年間別のところで定期的に受診していたそうだ。

不妊治療は足の陰経F1F2F3がメインとなる。お腹を触診するとみぞおち部とお臍の左側に圧痛がある。F1F3井穴刺絡でこの圧痛は消失する。F2井穴刺絡もやってから三陰交、志室、下腹部、仙骨部に8分灸をする。ご主人が付き添われていたのでお灸の据え方と井穴刺絡の充分な出血を指導した。最後に百会の頭部刺絡で治療終了。

患者さんは20年前に右突発性難聴、7年前と先月左低音障害型感音性難聴を患い幾らか「腎」が弱いのかもしれない。自宅で先ずは一週間井穴刺絡とお灸を続け足湯も毎日やっていただくことにした。

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  • Posted by へんせき at 20:25Comments(1)感覚器疾患

    2013年10月14日

    視力が安定しないぶどう膜炎で通院中の女性

    40歳代の女性。二年前に白いもやがかかったように見えるようになり眼科を受診した。ぶどう膜炎と診断され原因疾患を調べるために大学病院を紹介され色々な検査をしたが、原因は分からなかった。それ以降開業医に戻り定期的に診察を受け点眼剤の治療を続けている。最近軽度の白内障が見つかった。

    眼鏡で視力矯正しようと検眼をするが、何度やっても検査結果が一定せず何か機能的な問題があるのではないかとのことで眼科からの紹介で来院された。

    目の症状の他に肩こり、足裏の痛み、人ごみに入ると気持ちが悪くなる等の自覚症状がある。腹診をすると心窩部に圧痛がある。これは左F1F6井穴刺絡でよくなる。目のくっきり感は目の周囲の円皮鍼やF2の井穴刺絡で変化がなく、前頭部後頭部の刺絡でいくらかよくなりH5F5の井穴刺絡で頭がすっきりしたと言う。

    次回は鍼灸治療のすぐ後に眼科に行って検眼が出来るように眼科の予約も取っていただくことにした。ぶどう膜炎の原因は不明だが母親が膠原病の既往があり何か関連があるのかもしれない。またご本人は酒、たばこを止められないそうだが度を超すと血流や血管に悪いことは自明。すべての病気に生活習慣や神経のバランス、抵抗力など関係している。

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  • Posted by へんせき at 23:04Comments(0)感覚器疾患

    2013年08月16日

    後部硝子体剥離による飛蚊症(ピカピカ光る)

    月に一度健康管理のために来られる60歳代女性。数日前から左目が何となく変な感じがしていたが二日前から黒い糸くずのようなものが飛んでいるのがはっきりしてこれは飛蚊症だと思った。飛蚊症は2年前に眼科で診断を受けていたが、その後特に気になることはなかった。しかし今回は黒い浮遊物の他にピカピカ光るので前とは何か違うようだとのことで来院された。

    丁度かかりつけの眼科がお盆休みなので先に鍼灸をしてみようと思ったそうだ。ピカピカ光るのは網膜が刺激されているときに感じるので、おそらく後部硝子体剥離による飛蚊症ではないかとお話しした。網膜裂孔や網膜剥離を起こしていなければ心配ないので眼科で眼底検査を受けてそこだけチェックするように勧めた。

    今の症状は黒いものが飛ぶ、ピカピカ光る、目の奥が重い感じがする。治療は眼精疲労の治療に準じて行った。井穴刺絡で(F2F6F4H4)頭部刺絡で(前頭部、頭頂部、後頭部)。目の奥の重たさが楽になり、ピカピカが少し減ったような気がすると言う。最後に左目周囲の圧痛点3ヶ所にパイオネックスを貼って治療終了。

    治療後二日目の今日、眼科の帰りに立ち寄られ「眼底検査の結果典型的な後部硝子体剥離と診断された。治るまで約3ヶ月、月に1度の経過観察で特別な治療はなかった」と報告に来られた。初回治療後目のピカピカは減っているとのこと。視力や視野に問題はないが浮遊物やピカピカが鬱陶しく、10月に予定している海外旅行までに治したいので鍼灸を続けるとのこと。 

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  • Posted by へんせき at 22:07Comments(0)感覚器疾患

    2013年06月13日

    耳鳴りが取れない突発性難聴

    70歳女性。自宅で激しいめまいと吐き気を覚え救急車で搬送され、10日間入院した。診断は左耳の突発性難聴でステロイド剤点滴を中心の治療を受けられた。退院後はアデホスコーワとメチコバールの服用を続けているが耳鳴りが変わらないとのことで退院3週間後に来院された。

    オージオグラムの検査表をお持ちでないのでどの音域がどのくらいの難聴なのかはっきり分からないがお話から高音域が障害されているようだ。耳鳴りの音はチィ、チィ、ポーゥという高い音。換気扇の音、甲高い音、救急車のサイレンなどが気になる。テレビや電話の声は何か言ってるのは分かるが、はっきり聞き取れないという。

    平衡感覚は退院時より改善しているがまだ用心しながら歩いているそうだ。急な発症だったがいま思えば発症一週間ほど前にスポーツジムでめまいを起こし休息室でしばらく休んでいたとのこと。患者さんにお話を聞くと発症前に一過性のめまいや耳鳴りを感じていた人は多く、ストレスや仕事、育児、介護など多忙であった人も多い。

    鍼治療で聴力が完全に元に戻り、耳鳴りが全くなくなるとは保障できないが耳鳴りが生活に気にならない程度に改善することを目標に先ず5回、変化があればもう少し継続治療することで治療開始。首肩の凝りをとるために首の動診をして手の井穴刺絡。耳と関係しているF3F5の井穴刺絡。左耳周囲に4ヶ所刺鍼。耳鳴りの音が少し低くなっていると言う。降圧剤を飲んでいるので最後に百会の刺絡で治療終了。

    付き添いの娘さんから病院での治療は薬を飲むだけしかないのかと質問を受けたので、他には①星状神経節ブロック療法②高気圧酸素療法③デフィブラーゼ点滴療法④ステロイド剤中耳腔投与などがあるので担当医に相談してみることをお勧めした。

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  • Posted by へんせき at 23:23Comments(0)感覚器疾患

    2013年01月24日

    十年来の耳鳴治療と生理痛

    高校生の時一日3時間睡眠で1年ほど過ごしていたら、急に大きな耳鳴とめまいに襲われた28歳の女性。睡眠を充分取ったら大きな音の耳鳴は治まったが、それ以来ジィーとかボーという高い音の耳鳴がずっと続くようになった。聴力の低下はない。

    現在耳鳴は続いていてときどきめまいや大きな音の耳鳴が急に来るので心配がたえない。他に2年前から職場の人間関係からパニック障害になり、だいぶ安定してきたが睡眠剤と漢方薬を飲んでいる。耳鼻科は10軒ほどまわり治療を受けたが改善しない。半年前から耳鼻科の専門病院で抗アレルギー剤と漢方薬を処方されている。

    いろいろな治療をして治らず10年も長引いている耳鳴りの治療は難しいが、可能性のある鍼灸治療を一つひとつ試して解決の糸口を見つけるしかない。①交感神経の異常 ②副交感神経の異常 ③首や肩の凝り ④内臓の機能低下 ⑤耳鳴の特効穴が効くか ⑥頭部や手足にある耳の反射部位の反応 ⑦冷え性の体質改善と耳鳴の関連等。

    初回の治療は足湯をしてH5F5の井穴刺絡。直後効果はなかったが、5日間自宅で続けてもらい変化を観察していただくことにした。5日後2回目の治療。手の刺絡は上手く行くが足は充分出血しないとのこと。充分足を暖めて左F1F6左右F4と百会。また5日間続けて頂くことにした。

    ぜんぜん効いていないのかと思っていたがこの半年毎月生理痛で困っていたが、今回は生理痛がないのに今日気付いたとのこと。おそらくH5F5の効果だと思われる。耳鼻科では聴力低下がないと耳鳴に慣れてくださいと言われることも多いが気になると気分まで沈んでQOLが低下する。何とかポイントを探し出したい。

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  • Posted by へんせき at 21:29Comments(0)感覚器疾患

    2012年12月16日

    突発性難聴退院後の鍼灸治療

    38歳主婦、11月22日午前中に急に左耳が聴こえ難くなった。午後耳鼻科を受診中にめまいと吐き気がひどくなり大学病院に運ばれ入院となった。ステロイド剤を中心とした点滴治療を一週間続け退院した。

    退院2日後に来院される。現状は左耳の聴力が戻らず聞き取りずらく、平衡感覚が上手く取れず船酔い状態、頭が重く食欲もなく日常生活に支障があるとのこと。医者は初期治療はやったので後は薬を飲みながら経過をみていくそうだ。

    今はふわふわ感がありゆっくりとしか歩けなく、首を動かし難く左を下にしては横になれない。体がとても冷たいので15分足湯をしてから治療を始める。H5とH6で首の動きが少しよくなるが聴力は変化なし。耳の周囲と頭部に鍼をして同時に左胸鎖乳突筋の緊張を緩める。自宅でF3H5F5の井穴刺絡を指示。

    三日後2回目の治療。首が楽になり左を下にしても寝られるようになった。治療はH5F5F3の井穴刺絡。首の後屈で突っ張りがあるのでF6F4。左側頭部3ヶ所から刺絡をする。足湯と自宅治療は続けて頂くことにして治療終了。

    三日後3回目の治療。寝返りが出来るようになり首も回せるようになる。平衡感覚は少しずつよくなっているが、まだふわふわ感がありゆっくり歩いている。耳鳴は続いているが高い音が幾分抑えられた。乗り物に乗るのは嫌だったがバスに乗り始めた。周りに騒音があると気分が悪い。治療はF34H46と百会の刺絡。耳介の交感神経点にパイオを貼る。

    四日後4回目の治療。首の動きは全てOK、家事も出来るようになった。耳鳴はキーンピーンとした高音で聴こえ具合は左耳は水中で聞いているような感じ。平衡感覚はだいぶよくなり片足立ちで靴下を履けるようになり歩きも早くなった。日常生活も退院直後に比べるとよくなっているので聴力がもう少し上がって欲しいとのこと。

    突発性難聴はあるとき突然片耳が聞こえなくなる病気と言われるが、後で思い返すとしばらく前から軽い耳鳴りや詰まり感があったりするようだ。発症の程度も聞こえが少し悪いくらいからまったく聴こえないまでいろいろある。この方のように激しいめまいを伴ったものは聴力の回復が難しいと言われているが鍼治療が奏効する例もあるのでもうしばらく継続予定。

    病院での治療としては他に高気圧酸素療法やデフィブラーゼ点滴療法などがあるので担当医に相談してみるようにお話している。突発性難聴は時間との勝負という一面もあるので無駄に時を過ごしてはいけない。

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  • Posted by へんせき at 21:46Comments(0)感覚器疾患

    2012年08月05日

    井穴刺絡によるメニエール病(難聴・耳閉塞感)治療

    今年2月にメニエール病を発症した50歳代女性。5月中旬以後強いめまいは治まっているが、耳のつまり感がだんだんひどくなりこの二週間くらい聴力も落ちてきているようだとのことで来院された。

    これまで強い回転性めまい、嘔吐、強い耳閉塞感で3回入院している。薬も抗めまい薬、浸透圧利尿薬、ビタミン剤、ステロイド剤など処方されていたが、現在は薬を飲まずに有酸素運動でめまいやメニエール病を治療する「めまいメニエール病センター」の高橋先生の治療を受けている。高橋先生は角川SSC新書から「薬も手術もいらないめまい・メニエール病治療」を出版されているので、耳鳴り難聴めまい等でお困りの方は参考になさるといい。

    今の症状はキーンという耳鳴り、耳のつまり感、右耳の難聴。鍼灸治療は4月18日、20日に受けたが21日に酷いめまいが再発して3日入院している。(めまいの再発と鍼灸治療の関係は不明という。)有酸素運動としてスポーツセンターでダンスを週に2~3回やり始めたが最近右膝が少し痛くなったとのこと。

    井穴刺絡治療を希望されるので耳のつまり感と左耳を塞いでの聞こえ具合を目安に治療をする。先ず首を前後左右動かしてみても耳鳴り、耳閉塞感に変化はない。メニエール病は内リンパ浮腫が原因といわれているので内耳のむくみを取るH5F5から刺絡。直後鈴の音を聞かせると最初より聞こえがいいという。次に左F3変化なし。右F5の途中つまり感が軽くなると言う。もう一度H5F5を井穴刺絡するとまた少し聞こえがよくなった。

    膝の治療は足の親指の股付近に2ヶ所、右内踝の前1ヶ所いずれも肝経にパイオを貼ったら屈みこんでの痛みが半分以下になった。自宅で井穴刺絡をやりたいとのことなので消毒や出血量などを詳しく説明して先ずは1週間続けていただくことにした。

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  • Posted by へんせき at 00:35Comments(0)感覚器疾患

    2012年07月12日

    あきらめないで耳鳴りの鍼灸治療

    耳鳴で困っている人は多い。相当ひどい耳鳴でも耳や脳に検査で異常がなければ精神的なものとして精神科や心療内科に回されることもあるようだ。

    2月上旬に左にキーンという高音の耳鳴が始まり、その1ヵ月後に反対側にボォーンと鐘が響くような耳鳴りも併発した58歳の男性が5月下旬に来院された。耳鼻科を3件受診したがMRI検査や聴力検査では異常なく、安定剤と漢方薬を処方されたが、耳鳴が治まらずこのままでは精神的に参ってしまいそうだと訴えられた。鍼灸の経験はない。

    5月19日から7月10日まで12回治療したが、10回治療したころから明らかに耳鳴の程度が軽くなり週のうち4~5日はあまり気にならなくなってきたそうだ。7月10日の診療ではやっと治るような気分になってきたと笑顔でお話になった。

    治療点はF3F4H6H5F5と百会の刺絡と乳様突起周囲の鍼を適宜行なったが、6月下旬からH3の井穴刺絡を追加して効果があるような印象をもった。ある先生にそれは深谷灸法で耳鳴に少海(心経)を使うことと関係があるのではないかと指摘された。

    耳鳴の原因は様々で難聴を伴うもの、器質的な障害があるもの、薬や加齢によるものその人ごとに皆ちがう。目の治療をしたら耳鳴がよくなった症例もある。検査で異常がなく原因がはっきりしないような耳鳴はしかたないと諦めずにこの患者さんのようにしばらく治療を続けてみると改善することも期待できる。

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  • Posted by へんせき at 21:55Comments(0)感覚器疾患

    2011年04月25日

    メニエール病(めまい、難聴、耳鳴、耳閉感)

    メニエール病の主症状は ①めまい(突発的に起こる回転性のめまいで立っていられないほど激しい)②難聴(主に中低温域の障害)③耳鳴 ④耳閉感で随伴症状として吐き気や嘔吐を伴う。メニエール病には幾らかのタイプがあるが、典型的な発作では「回転性のめまい」と「聞こえ難さ」に加え吐き気、嘔吐を伴い体を動かすことが困難になる。

    メニエール病の本態は内耳の内リンパ液が過剰になった内リンパ水腫といわれている。内リンパ液が過剰になる原因は不明で一般的な治療は利尿剤(イソバイド)を使うことになる。その他病状により血液循環改善剤、ステロイド剤、ビタミンB剤、精神安定剤などの薬物治療が行なわれる。

    メニエール病を発症して1年6ヶ月になる30歳代女性。この方は典型的な発病ではなく最初は吐き気と嘔吐から始まり、消化器の治療をしていたがやがて耳の症状が出て耳鼻科で診察をうけてメニエール病と診断された。耳鼻科の治療を受けて1年経つが、ひどい症状は治まっているが吐き気と体がふわふわする浮動性のめまいが残っているとのこと。

    どうして内リンパ水腫が発生するかは不明だが発症にはストレスが関係していることははっきりしている。メニエール病と鑑別しなければいけない病気として外リンパ瘻、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、突発性難聴、脳腫瘍などあるので最初に的確な診断を受けなければならない。症状がある程度落ち着いてきたら鍼灸治療も併用して体調のバランスをとることは有効と思う。

    この女性の治療は自律神経の調整を頭部と手足の井穴で行い、内臓の働きをよくする為に背中の兪穴にお灸をした。治療前後の腹診ではみぞおちの圧迫感が軽減していた。手足のツボ4ヶ所に自宅で施灸して1週間後に経過を知らせてもらうことにした。



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  • Posted by へんせき at 20:29Comments(0)感覚器疾患

    2011年04月11日

    パソコンと眼精疲労

    一般的にいい目とは遠くのものがよく見えることと理解されている。しかし、本当にいい目とは見たいところにすばやく焦点が合い遠いところも近いところもよく見える目である。

    近年、会社はもとより家庭でもパソコンが普及して一日のうちかなりの時間パソコンと向き合うことになっている。人の目は各自、自然にピントが合いやすい距離があり、その距離に近い範囲は目に負担が少ない。およそパソコンは50cmと近距離で見ているので遠くにピントが合いやすい人はより目に負担がかかることになる。最近流行のレーシック手術は遠くが見えるようにする手術でその反作用で近くを見るには目の疲れがひどい。

    目の疲れは「目の症状だけでなく、頭痛や肩こり、吐き気やめまい、首や背中の痛みなどの原因」になる。ピントの調節は毛様体筋の働きだが、この筋肉をリラックスさせることが大切でパソコン操作中は10分に1回程度、画面より遠くに焦点を移すことを心がけたい。近視の人は眼鏡の度数を落としたり、パソコン専用の眼鏡を作ることも対策になる。

    若い人はコンタクトレンズを使っている人が多いが、コンタクトレンズは目が乾く「ドライアイ」になりやすい。パソコン操作中は意識が集中して交感神経が高まり涙や唾液の分泌も少なくなるのでまばたきの回数が減らないように気をつけたい。余裕があれば1時間に1回蒸しタオルで目を温めると血流がよくなり涙の分泌が増える。

    鍼灸で目の疲れをとる方法は幾つかあるが治療前後で明らかな変化を実感できる。患者さんの言によれば「眼鏡のレンズをクリーニングした後」のようと表現される。直接的には頭のツボや顔面部のツボを使うが交感神経緊張症であれば自律神経の調節が効果的である。自分で簡単にできる自己治療として目の周りの円皮針を貼ることもいい。

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  • Posted by へんせき at 23:11Comments(0)感覚器疾患

    2011年03月23日

    めまい(地震酔い)の治療

    原発事故が一向に収束しない。この2~3日前からは大気中だけでなく野菜、牛乳、水道水から放射性物質が検出されたとの報道である。政府や専門家は「ただちに健康に影響を与える数値ではない」とのコメントを出しているが庶民の不安は解消されない。それにも増して地震、津波被害の上に放射能による健康被害や生活の糧を奪われる方々の心情は察するに余りある。

    来院される患者さんも異口同音に放射能汚染を心配されている。タバコに置き換えて考えてみよう。1本吸っても健康被害はない。毎日1本1年間吸い続けても健康を害することはほぼないだろう。では10年後はどうだろう。もし毎日20本30年吸い続けたら有意に健康被害はおこるだろう。いずれにしても放射能の発生源を止めることが先決で、現場での決死の復旧作業が成功するよう祈るばかりだ。

    ときどき来院されている76歳の女性から急に往診を依頼された。この方は慢性的な耳鳴が左にあり体調が悪いと音が大きくなったり、ふらついたりする。11日の地震のあとから体が揺れる感じがひどくなり耳鼻科を受診して脳のMRI検査をしたが異常なくビタミン剤と酔い止めの薬を処方されたそうだ。

    今回の地震とそれに続く余震は主に横揺れで、私も揺れが収まった後しばらく体が揺れているような感じがしていた。この女性のようにもともと三半規管の機能が悪い方は地震の揺れをきっかけにして平衡感覚に異常が出やすいのだろう。またストレスも関係していると思う。先日テレビでも地震酔いを報道していた。

    この方は今日外出の用意をしていてふらつき中止された。治療は手、足に円皮針を貼り30回圧迫刺激をした後、頭部の刺絡と頚部の浅い鍼を二ヶ所した。耳鼻科で首を回すリハビリのパンフレットをもらってきたが、それをやるとふらつきがひどくなるとのことなので、首を動かさず眼球を動かすリハビリのテキストをお渡ししてお灸と一緒にしばらく続けてもらうことにした。

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  • Posted by へんせき at 00:04Comments(0)感覚器疾患

    2011年03月08日

    眼の充血と強膜炎

    眼に充血を起す病気はたくさんあるが、2月上旬に右目が充血し眼科を受診して強膜炎と診断された69歳女性。ステロイドと抗生剤の点眼を3週間以上続けているが充血が引かないとのことで来院された。

    眼が充血する約一週間前に風邪気味になり鼻出血を起した。そして体調不良のままハワイで親戚の結婚式に出席され帰国の翌日眼が赤くなった。頭痛、食欲不振、微熱感などの体調不良は帰国後も続き近医で抗生物質と解熱剤を1週間処方されたが症状がとれないとのことである。

    強膜炎は上強膜炎より病変が深く炎症もひどいが、普通ステロイドと抗生剤の点眼で2~3週間で消失していく。しかし自己組織を攻撃する自己免疫疾患や血管に炎症を起すような炎症性疾患が原因のこともある。強膜炎は重症の場合は視神経に影響を及ぼしたり、強膜が壊死したりすることもある。軽く見てはいけない。

    経過が長いのことと、体調不良が気になるので内科的な検査も必要だと感じたので内科医を紹介した。針灸の治療は炎症処置を刺絡で胃腸の調整のためお灸を足と背中のツボに行なった。強膜炎の原因は確定されていないが、風邪を引いたこと、旅行で無理をしたことが遠因になっていると思われる。内科での検査結果を待ち治療を組み立てていきたい。

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  • Posted by へんせき at 00:11Comments(0)感覚器疾患

    2011年02月02日

    良性発作性頭位めまい症と鍼灸

    昨日の早朝趣味の仲間から、めまいがして気持ちが悪いと電話があった。私も十数年前一度だけめまいの経験があるが、症状よりも突然天井が回り動けなくなり5分ぐらいで治まったがその間これが続いたらどうなるのだろうという不安感が大きかった。

    めまい発作で一番多い病気が生死に全くかかわらない「良性発作性頭位めまい症」だ。メニエール病と違い難聴や耳鳴りはなく、脳の異常からくるめまいと違い次第に治まってくる。原因は耳の奥の内耳にある耳石器の耳石という炭酸カルシウムの石がはがれて三半規管に入り込み、リンパの流れを乱し平衡感覚が不調を起すことによる。

    良性発作性頭位めまい症の多くは後半規管型であるので、通常数日から数週で消失する。診断の為には頭位変換眼振検査が必須で、脳疾患との鑑別にMRI検査をすることもある。お話を聞いていて心配ないめまいと思ったがご本人は脳の異常を心配されるので神経内科か耳鼻科を受診するようお話した。

    良性発作性頭位めまい症のとき気をつけなければならないのは、めまい発作の再発を恐れ安静第一の生活を続けることだ。めまいや吐気が止まったら散歩をしたり、めまいを起した動作を繰り返すなどするとはがれた耳石が溶けたり、元の耳石器に戻ったりしてリンパの流れが正常になる。医療機関では理学療法を行なうところも多い。

    鍼灸治療では肝経、胆経、腎経を主に使い頭部の風池や完骨のお灸、足部の照海、太敦のお灸は自宅でも出来る。治療院では手足の要穴をつなぐ奇経治療や刺絡治療を組み合わせる。まためまいには心因性のめまいもありその鑑別診断も重要だ。

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  • Posted by へんせき at 10:09Comments(3)感覚器疾患

    2011年01月30日

    緑内障の鍼灸治療をして感じること

    学会誌を読んでいたら後頭部と肩部4穴に低周波通電による鍼治療により脈絡膜血流が10分後に7.5%増加したという報告があった。脈絡膜とは強膜の内側にある膜で、眼球や網膜に酸素や栄養を運んでいる。また老廃物を運び出す働きもある。

    中途失明の原因第一位は緑内障で、40歳以上の20人に1人(有病率5%)が発症するといわれている。緑内障は眼底にある視神経が障害を受けることにより、視野が欠けていく病気で時間をかけて進行し失明にいたることもある。ゆっくりとした進行なので発症初期には気付かないことが多い。

    死滅した視神経を元に戻すことはできず、いったん欠けてしまった視野を回復させることは不可能なので、早期に発見して進行を遅らせることが大切である。緑内障の検査には眼圧検査、眼底検査、視野検査、隅角検査があるが、最近はOCTやSD-OCTという医療機器の登場で視神経乳頭の形を数値化して診断できるようになった。この検査をお勧めする。

    緑内障において視野の回復はないといわれているが、緑内障の方で前回の検査より結果がよかったということがある。検査における誤差なのかもしれないが、鍼灸治療により上記のように脈絡膜の血流が増加することによる効果なのかもしれない。

    今診ている眼科疾患は白内障、緑内障、加齢黄斑変性、仮性近視、眼精疲労だが、治療前後の見え方、明るさ、目のすっきり感などに変化を認めることができる。客観的な評価をするには検査機器での検査が必要になるが、鍼灸院でそれはできないので定期的に眼科で検査をお願いしている。

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  • Posted by へんせき at 20:48Comments(0)感覚器疾患

    2011年01月08日

    テレホンオペレーターの難聴耳鳴り

    昨年診た耳鳴りや難聴の患者さんの職業で圧倒的に多かったのはテレホンオペレーターだった。なかでも突発性難聴と診断され一定の治療を受けた後当院に来院された五名の方は全員テレホンオペレーターに従事されていた。

    突発性難聴の原因については「血液循環障害説」と「ウィルス説」が有力といわれているが、はっきり結論は出ていない。音は内耳の蝸牛の中にある有毛細胞で電気信号に変えられ聴神経から脳に伝えられるが、突発性難聴ではこの有毛細胞が突然働かなくなる。

    テレホンオペレーターの仕事を考えてみると聞き間違えがないよう意識を集中して相手の声を聞いている。耳の負担は本人が認識している以上にかかっていると思われる。耳への負担が重なると共にストレスや睡眠不足などが合わさった時に発症するのではないか。

    今日来院された20歳代の女性もテレホンオペレーターで半年ほど前に発症し、最初一週間の入院でステロイド剤を中心にした点滴治療を受けられた。難聴の程度は発症時80デシベルで現在40デシベル、この状態で止まっていて高い音の耳鳴りがしている。病院の治療はこの3ヶ月中止している。

    この方は発症2日目から入院しての点滴治療と一番いい治療をされている。もし突発性難聴が疑われたら3日以内に受診して適切な治療を受けることが大切で、治療には高容量のステロイド剤を投与するので出来れば入院設備があるか、通院でも点滴で対応してくれるところがいい。

    鍼灸治療を併用するときも早い方がいい。耳鳴りは改善しやすいが時間が経つと聴力の回復は難しくなる。仕事柄耳を酷使するような方は日頃から首肩の凝りをとり血液循環を改善することに鍼灸を利用されるといい。今日の患者さんの耳鳴りは半分ほどに低くなった。使った経絡は腎経、胆経、三焦系と頭のツボ。1~2ヶ月治療を続け聴力検査を受けてもらう予定だ。

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  • Posted by へんせき at 22:53Comments(0)感覚器疾患

    2010年11月01日

    耳鳴りと耳の閉塞感

    昨日海外旅行から帰国された40歳代の女性。飛行機が着陸のため降下し始めたときから耳の調子が悪くなった。たぶん気圧の変化によるものだと思う。誰でも飛行機の上昇時、下降時や高速エレベーターに乗った時には耳の閉塞感を感じるが、唾を飲んだり飴を舐めたりして対処している。

    この方はストレスがかかったり風邪を引いた時、右耳に耳鳴りを感じることがあるので出発前に来院された時飛行機に気をつけるようにお話していた。行きの飛行機では何ともなかったが帰りの飛行機で調子が悪くなり耳鳴りと聞こえにくさが1日経っても治らないとのことで来院された。

    航空性中耳炎という病気もあるが、耳に関する経絡で耳鳴りが少しでも変化するものはないか一経ずつ調べた。腎経や心経では変化なく、三焦経で変化があった。足の少陽胆経でも少しよくなるという。この二経のどのツボが治療点として効果的か鍉鍼で調べツボを決め灸をした。

    今日の治療で完全によくならなかったが60%くらい改善した。3日まで休みを取っているそうなので今日から3回続けて治療することにされた。治療院が遠かったり仕事があるとなかなか続けて治療できないが、急性の症状は3~5回連続すると効果的だ。

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  • Posted by へんせき at 23:56Comments(0)感覚器疾患

    2010年10月04日

    ドライアイの鍼灸治療

    ドライアイは涙の分泌量が減ったり、涙を目の表面に保つ物質が減って、目の乾きや目の疲れを感じる病気だ。涙には「乾燥を防ぐ」「栄養を運ぶ」「異物を洗い流す」など重要な役割がある。ドライアイの原因は幾つかあるが一番の原因は『涙』にある。

    20歳代男性が目の疲れを主訴として来院された。2年前に近視のレーシック手術をしている。話を聞くと目がゴロゴロして、眼が疲れ、首が凝るそうだ。

    目の治療でよく使うツボは頭と顔面部で、治療直後に周りが明るい、文字がくっきりする、目が開きやすい、痛みが減るなどの変化を自覚できる。目の周囲は毛細血管が多いので、内出血を防ぐ為鍼をするときは太さ0.1mmを極細の針か円皮針をする。また刺絡治療はより効果がある。

    ドライアイは目の生活習慣とも密接にかかわっている。「パソコン」はまばたきの回数が減り涙の分泌が減る、「エアコン」は乾燥させ涙の蒸発を進める、「コンタクトレンズ」はムチンの分泌を減らす。このようなことを意識して生活することが大切だ。

    眼科での治療は点眼薬や涙点プラグになるが、日常生活に注意し目のツボを自己指圧したりすることでもずいぶん楽になる。まれに「シェーグレン症候群」のような涙や唾液が出にくくなる病気もあるので気になる方は一度眼科を受診されるといい。  

  • Posted by へんせき at 09:55Comments(2)感覚器疾患

    2010年09月09日

    めまいの鍼灸治療

    「めまい」といっても様々な症状が含まれる。緊急性を要する中枢性のめまいもあるので鑑別診断は大切だ。鍼灸院で診ることが多いめまいは「良性発作性頭位めまい症」でいま三名の方の治療をしている。皆さん耳鼻科で薬の処方を受けているがそれだけですっきりせず来院されている。

    この「良性発作性頭位めまい症」は一番多いめまいで、寝返りや振り向きなど頭を動かした時ぐるっとめまいがする。原因は内耳にある「耳石器」の中の「耳石」がはがれて、三半規管に入り込むことで起こるとされている。メニエール病と違い耳鳴りや聞こえにくさはない。

    さて鍼灸ではどのような治療をするかというと、ベットに寝ることができないので座位で行う。耳に関係する経絡は胆経と三焦経がメインになるが肝経と腎経が効果的なこともある。肝経の別説大敦と胆経の風池のお灸だけで奏効した例もある。また頭のツボが効く場合もあるのでポイントをしっかり探さなければいけない。反応するツボと経絡がはっきりするとこの種のめまいは鍼灸で改善する。

    中枢性めまいの(大脳、小脳、脳幹)の障害や外リンパ瘻、聴神経腫瘍などは専門医の治療が必要だ。まれに不整脈の発作でめまいだけを感じ心臓の症状が自覚されないこともある。1週間ほど前以前治療に来ていた女性と偶然道で出会いご主人が脳梗塞で入院された話をうかがった。

    最初は体がふわふわしてなんだか変、内科に行きめまいの薬をもらったが治らず2日後耳鼻科で脳疾患の可能性を指摘されそのまま慈恵第三病院に移され脳梗塞と診断。幸い後遺症が残らずよくなったそうだが、初期症状をめまいとしてこのようなこともある。

      

  • Posted by へんせき at 10:32Comments(0)感覚器疾患

    2010年08月22日

    耳鳴り治療に光

    7月12日のブログで紹介した突発性難聴後の耳鳴りと聞こえにくさを主訴とする治療にやっと光が見えてきた。昨日で6回目の治療であったが、前回8月7日の治療の翌日からはっきり改善を自覚したそうだ。

    前回の治療はお昼過ぎにしたのだが、夕方から鍼をした側の耳の下、額関節付近が少し痛くなり、夕食時食べ物をかむ動作で痛みが増し、このままでは困ったなと思いながら寝たが一夜明けてみると痛みはなくなって耳鳴りと聞こえにくさがアレッというくらいよくなっていたそうだ。鍼灸治療ではこのように思いがけない反応が起こりよくなる場合があり、これを瞑眩(めんげん)という。

    その後、約2週間経過するが疲れたりストレスが多いと少し元に戻るが、休息をとりリラックスするとまたよくなる。概ね良好で一日のうちでは午前中の方が、一週間のうちでは前半の方が調子がいいそうだ。

    5回目の治療後痛くなった所はツボ名でいえば翳風の前、内耳点だと思う。このポイントは4回目の治療でも使っているが、違いは鍼の太さを0.02mm太くし刺鍼深度を5mm深くしてドーゼを増やしたことだ。

    鍼灸治療では選穴が重要だが同時にドーゼ(刺激量)も同じくらい大切な要素になる。円皮鍼の様な軽い刺激がいい場合も多いが軽い刺激では効かない場合もある。個人差があるので治療を始めてしばらくの間はドーゼをどうするかいつも苦心している。  

  • Posted by へんせき at 16:15Comments(0)感覚器疾患

    2010年08月12日

    眼科疾患(老眼・白内障・緑内障・加齢黄斑変性)

    鍼灸治療と眼科疾患を結びつける人は少ないと思う。タイトルで挙げた4つの病名は加齢によって発症する眼の病気の代表的なものだが、これを主訴として来院される方は少ない。他の疾患を治療していてそれが一段落した頃、目のことをお話になる。

    私が日常の診療で取り扱うことが多い目の症状は眼精疲労・ドライアイ・飛蚊症などだが、眼精疲労は肩こりや頭痛の原因になっていることも多く必ずチェックするようにしている。

    上記の四疾患で老眼以外は将来失明するかも知れないという不安がよぎる。その中で「緑内障」は不思議な感じがしている。緑内障は何らかの原因で視神経が障害を受け、視野が狭くなる疾患で眼圧が高くなることが原因と言われていた。

    しかし、緑内障全体のうち正常眼圧の割合は7割を占めている。これは眼圧以外のものが関与していると考えていいのではないか。眼科の治療では薬で眼圧を下げることが先ず選択される。鍼灸単独での経験はないが、鍼灸を併用して進行が止まったり、視野が改善したことはある。(治療ポイントは ①頭頚部 ②眼の周囲 ③目を纏う経絡)

    なぜこのようなことが起こるのか考えてみた。視神経は血流が悪くなるとダメージを受ける。おそらく脈絡膜の血流障害が鍼治療の刺激で交感神経が抑制され毛細血管が拡張することにより改善するのではないか。元通りに回復できなくても進行が止まり現状維持できれば治療の意義はあると思う。

      

  • Posted by へんせき at 22:44Comments(0)感覚器疾患